注目のタグ
投稿日時:2026.09.22
寝つきたいときに音楽を流したり、仕事中に環境音を取り入れたり。睡眠や集中、休息のために「音」を活用する方法が身近になっている。一方、その日のコンディションによって心地よい音は変わるもの。睡眠や心拍数などのデータをもとに、今の状態に合わせた音環境を提案するアプリが登場した。
日本人の睡眠時間の短さは、長年指摘されている課題の一つだ。厚生労働省「令和6年 国民健康・栄養調査」によると、1日の平均睡眠時間が6時間以上9時間未満(60歳以上は6時間以上8時間未満)と確保できている人は56.0%にとどまる。
そんななか、睡眠や休息、集中したいときに音を取り入れることも身近になった。睡眠用の音楽や環境音、ヒーリングミュージックなどは、アプリやストリーミングサービスでも数多く提供されている。
ただし、多くのサービスでは、過去の再生履歴や好みをもとに音楽を提案するか、利用者自身が「何を聴くか」を選ぶ必要がある。昨日よく眠れたか、今日はどのくらい活動したかといった、その時々のコンディションまで反映して選ぶ仕組みとは異なる。
ウェルビーイング・テクノロジー事業を手がけるクロアが提供を開始した「Musiora(ミュジオラ)」は、こうした「今の状態」に着目したコンディショニングサウンドアプリだ。
Appleのヘルスケアアプリと任意で連携し、睡眠・歩数・心拍数などのデータと時間帯から利用者の状態を推定。「スリープ」「フォーカス」「リラックス」「メディテーション」「ウェイクアップ」「リカバリー」の6モードから、その時に適した音を提案する。ヘルスケアデータ自体は外部に送信されず、端末内で判定したおすすめモードのみが再生履歴として記録されるという。
自然音やノイズ、周波数、ASMR、音楽から最大4つを重ね、自分で音量を調整することも可能。収録する1,239曲のうち1,186曲は立体音響技術「Dolby Atmos」に対応している。
睡眠や休息のために「どんな音楽を聴こう」と探すだけでなく、その日の自分の状態を手がかりに音を選ぶ。音との付き合い方にも、パーソナライズという新たな選択肢が広がっている。
画像提供:株式会社クロア