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投稿日時:2026.10.03
スーパーに並ぶ惣菜やパン。閉店までに売り切れなかった商品は、その後どうなるのだろうか。食品ロス削減の取り組みが広がる一方、スーパーでは天候や来店客数などによって需要が変わるため、すべての商品を売り切ることは難しい。そんな売れ残りを「廃棄」ではなく、お得な買い物につなげる新たな仕組みが始まっている。
スーパーでは、多くの商品を欠品させることなく用意する必要がある一方、その日の需要を正確に予測するのは簡単ではない。スーパーマーケットを展開するベイシアでも、天候の変化や需要予測の難しさなどから、まだおいしく食べられるにもかかわらず販売機会を逃してしまう食品が発生することを課題としてきた。
特に惣菜やパンなどは、販売できる時間が限られる商品だ。値引き販売などの対策を行っても、閉店までにすべての商品が売れるとは限らない。
そこでベイシアが新たに導入したのが、北欧発のフードロス削減アプリ「Too Good To Go」だ。2026年9月28日から、東京・埼玉の3店舗で取り組みを開始した。
Too Good To Goが提案するのは、「売るか、捨てるか」だけではない、食品を生活者へ再分配するという選択肢だ。今回の取り組みでは、当日中に販売しきれなかったパンや惣菜、グロサリー、デザートなどを詰め合わせた「サプライズバッグ」をアプリで販売。通常価格1,000円相当の商品を、半額の500円で購入できる。中身や数量は、その日の余剰状況によって変わる。
消費者にとっては、お得に食品を購入できるだけでなく、普段なら選ばなかった商品との出会いにもなる。一方、店舗にとっては、これまで販売機会を失っていた食品を新たな形で届けることができる。
スーパーの食品ロスを減らすには、店側の工夫だけでなく、生活者が「まだ食べられる食品」を選ぶ仕組みをつくることも一つの方法だ。毎日の買い物が、食品を捨てずに生かす選択肢へと変わり始めている。
画像提供:株式会社ベイシア