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社員の「花粉症」を会社が対策。
健康経営も支える福利厚生のかたち

投稿日時:2026.02.06

高齢者施設向けの完全調理済み冷凍食品を提供するクックデリ株式会社は、昨年導入した福利厚生制度「花粉症手当」を今年も“第2弾”として実施することを発表した。

「花粉症は個人の悩み」から健康経営のテーマに

春が近づくと、多くの人が気になり始める花粉症。くしゃみや鼻水、目のかゆみは日常の小さな不調に見えて、仕事の集中力や生活の質にも大きく影響する。クックデリ株式会社は、そんな花粉症を「個人の体質の問題」として片付けるのではなく、企業の健康課題として向き合っている。

花粉症は今や「国民病」とも呼ばれ、経済産業省が推進する「健康経営優良法人認定制度」でも、2023年から花粉症対策が評価項目に加わった。企業の生産性や働きやすさに直結するとして、注目されているテーマだ。

実際にクックデリが昨年行ったアンケートでも、社員の約半数が花粉症を抱え、そのうち89%が「仕事のパフォーマンスに影響がある」と回答。企業としても花粉症対策に乗り出すことは、労働力の損失を防ぐことにもつながり、企業と働く側の両方にメリットをもたらす。

補助額増額で「レーザー治療に挑戦」も

昨年開始したばかりの制度だが、利用した社員の83%が症状改善を実感したことから、今年は補助内容をさらに拡充してパワーアップ。花粉症対策を、より包括的に進化させている。

今年のアップデートのひとつが、治療費補助額の増額。「舌下療法やレーザー治療など根本治療に挑戦したいが費用面で難しい」という社員の声から、長期的な改善を後押しする形へと動き出した。すでに今年度は1名がレーザー治療を実施したという。

さらに昨年好評だった高保湿ティッシュ配布に加え、今年はマスクの支給もスタート。日常業務の中で実用的に使える対策も整えられている。会社が自分の不調を理解してくれるということは、花粉症でつらい中で働く人にとっては励みにもなるはず。

花粉症対策とともに進む「腸活」支援

この取り組みは社内だけでなく社外にも波及しているという。取引先からは「社員を大切にする会社」という評価が寄せられ、福利厚生を通じて企業を知った求職者もいたという。

またクックデリでは花粉症対策に加え、免疫力向上を意識した「腸活」にも注力。管理栄養士による健康セミナーや「腸内フローラ検査」の補助、軽食として「腸活おやつ」を取り入れるなど、内側から体調管理を支える施策も展開している。

社員が安心して働き続けられる環境づくりは、定着率や採用力にもつながる大切な基盤。会社にも社員にもプラスをもたらす花粉症手当は、理想的な福利厚生のかたちと言えそうだ。