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地域の資源から生まれた再生紙「おきあがみ」が
FSC®️認証製品に

投稿日時:2026.01.25

紙は、私たちの暮らしの中で最も身近な素材のひとつ。日常で何気なく手に取るその一枚にも、実は地域や環境とつながる物語が隠れているのかもしれない。

キンコーズ・ジャパン株式会社は、「石川県 紙の地産地消プロジェクト」から生まれた地域循環型再生紙「おきあがみ」を用いた製品を、FSC®認証製品として提供できるようになったと発表した。

石川の紙資源が生まれかわる再生紙「おきあがみ」

「おきあがみ」は、石川県内で回収された紙資源を再生し、地域の中で活用することを目的に作られた再生紙。今回のFSC®認証取得により、森林環境や地域社会に配慮した原材料管理のもとで製造・流通されていることが第三者機関に認められ、環境配慮型の印刷物としての信頼性が高まった。

企業や団体がサステナビリティに取り組む際などにも、より選びやすい選択肢となりそうだ。

復興と再生を掲げた紙づくりの背景

「おきあがみ」を支えているのは、石川県内外の企業の連携。石川県の中川製紙株式会社が再生紙の「オリジナル用紙」を製造し、株式会社中島商店が流通を担い、キンコーズがオンデマンド印刷用紙として取り扱い、印刷サービスを通じて製品化している。

この用紙には、2024年1月に発生した能登半島地震を受け、地域の復興に寄り添う取り組みの一環として、「復興と再生」というコンセプトが掲げられている。

売上の一部を被災地支援の義援金として寄付する取り組みが行われ、より多くの人が参加できる形を目指して、2025年3月から全国で販売が開始された。

「おきあがみ」は、紙を使うという日常の行為が、資源の循環だけでなく地域の復興にもつながっていく、特別なプロジェクトになっている。

暮らしの中で選べる“循環する紙”という選択

今回「おきあがみ」が取得したFSC®認証は、環境、社会、経済の便益に適い、きちんと管理された森林から生産された林産物や、その他のリスクの低い林産物を使用した製品を目に見える形で消費者に届ける仕組み。

今回認証対象商品となるのは、チラシや冊子カタログ、資料印刷で、用紙サイズはA4/A3が対象となる。

地域で回収され、再び新しい形でめぐっていく「おきあがみ」。もしかしたら、手元にある印刷物に「おきあがみ」が使われているかもしれない。そんなふうに考えると、日々の紙との向き合い方も変わっていきそうだ。