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アイリスオーヤマ、環境配慮型OAフロア4製品が
「SuMPO EPD」取得

投稿日時:2026.01.03

オフィスで働く私たちが日々踏みしめている「床」。その素材や製造背景まで意識する機会は、そう多くはないかもしれない。しかし今、環境意識が高まるなか、その“見えない部分”にこそ注目が集まっている。

ライフサイクルから考える新時代の建築資材

アイリスオーヤマ株式会社は、環境配慮型OAフロアの4製品において、環境ラベルプログラム「SuMPO EPD」を取得した。取得したのは、今年1月に発表された「グリッドフロア ウッドコア3000N/5000N」「セットフロア LIMEX」「セットフロア RPP」の4製品。

「SuMPO EPD」とは、製品の原材料調達から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルに至るまで、ライフサイクル全体の環境負荷を国際基準に基づいて定量的に開示する仕組み。第三者検証を経て認証されるため、環境情報の透明性が高く、建築主や設計者が安心して選択できる指標となっている。

政府が掲げる2050年カーボンニュートラル、そして2030年までに温室効果ガス46%削減2という目標の中で、建築物分野が占めるCO₂排出量は約40%と大きい。今後は、建築物のライフサイクル全体での環境負荷を評価する流れが本格化していくと見られている。

カーボンニュートラル時代、オフィス建築に求められる視点

今回アイリスオーヤマが「SuMPO EPD」を取得したOAフロアは、そうした時代背景を反映した製品。木材を活用した「グリッドフロア ウッドコア3000N/5000N」は、木が持つCO₂固定化の特性を活かし、環境負荷低減に寄与。素材選びだけでなく、1枚あたり約4.2kgという軽量設計は輸送時のCO₂も大量に削減できる。

石灰石由来素材を用いた「セットフロア LIMEX」は、プラスチック使用量を抑えつつ、リサイクル性の高い素材を採用。紙代替製品の製造過程で生じる端材を活用するなど、循環型社会を意識した設計が特徴だ。

再生プラスチックを原料にした「セットフロア RPP」は、回収されたプラスチックコンテナなどを再利用することで、新たなプラスチック製造によるCO₂排出を抑えている。置敷タイプのため施工もスピーディーで、オフィスのレイアウト変更にも柔軟に対応できる点は、変化の激しい働き方の時代に心強い。

普段はあまり意識されることのない「床」に着目し、ユースフルながらも環境配慮もされた新時代のOAフロア製品。次のフェーズへと進んでいるサステナビリティへの取り組みでは、企業の発想や情熱が未来を変えていくと感じさせてくれる。