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海洋プラごみを冬の遊び道具に。
アルペンからスコップとヒップソリが発売

投稿日時:2026.01.26

日本海に浮かぶ長崎県・対馬の海洋ごみを原料にした雪遊びアイテムが、株式会社アルペンから登場した。カラフルな雪遊び用の「スコップ」と「ヒップソリ」の原料に使われたのは、再資源化された海洋ごみ800kg。

美しい対馬の海が抱える課題

日本海に浮かぶ長崎県・対馬。透明度の高い海と複雑なリアス式海岸で知られるこの島は、同時に大量の海洋ごみが漂着する場所でもある。年間の漂着量は容量で約3万㎥以上。その半分以上を、ペットボトルや発泡スチロールなどのプラスチックごみが占めているという。
そんな対馬の海洋ごみを原料にした雪遊びアイテムが、株式会社アルペンから登場した。全国のスポーツデポ、アルペン、アルペンアウトドアーズで順次販売されるのは、雪遊び用の「スコップ」と「ヒップソリ」。
対馬市で回収され再資源化された海洋プラスチックを使ってつくられ、スコップは再生原料100%、ヒップソリは安全性と品質安定のため再生原料50%を使用している。

「自分たちにもできる取り組みを」、アルペンが乗せた想い

今回発売される「スコップ」と「ヒップソリ」はそれぞれ3色展開で、対馬の澄んだ海をイメージした「対馬ブルー」、やわらかな「珊瑚ピンク」、夕暮れの海を思わせる「夕波オレンジ」。再生プラスチック特有の少しくすんだ色味をあえて活かし、海洋ごみ問題の現実と、本来の海の美しさの両方を伝えるデザインに仕上げられている。
価格はスコップが499円、ヒップソリが899円(税込)。再資源をリサイクルした製品は製造工程にも費用がかかるため価格が高くなりがちだが、通常の価格帯に落とし込んだところも、アルペンの企業努力であり強い想いの表れと言える。
対馬では長年、回収と再資源化が続けられてきたが、回収量に対して使い道が追いついていないという課題も残っている。アルペングループでは「自分たちにもできる取り組みを」という思いから、今回の製品を開発した。
アルペンは今回のプロジェクトを一つの通過点と捉え、今後もリユースやリサイクルを軸にした持続的な資源循環のあり方を模索していくという。