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コーヒー豆の袋から、脱プラスチックを。|ドトールが広げる「バルブを使わない」包装技術
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コーヒー豆の袋から、脱プラスチックを。
ドトールが広げる「バルブを使わない」包装技術

投稿日時:2026.07.22

コーヒー豆の鮮度を守るため、包装にはさまざまな工夫が施されている。その一つが、豆から発生するガスを外へ逃がす脱気バルブだ。

ドトールコーヒーは、このプラスチック部品を使わない新たな包装技術を店頭販売の商品へ広げ、日常のコーヒーから環境負荷の低減を目指す。

コーヒー豆の袋に必要だったプラスチック部品

コーヒー豆の袋から、脱プラスチックを。|ドトールが広げる「バルブを使わない」包装技術イメージ画像
コーヒー豆の袋から、脱プラスチックを。|ドトールが広げる「バルブを使わない」包装技術イメージ画像

焙煎したコーヒー豆は、包装後も炭酸ガスを放出する。そのまま密封すると袋が膨らんだり、場合によっては破損したりするため、一般的なコーヒー豆のパッケージには、袋の中のガスだけを外へ逃がすプラスチック製の脱気バルブが取り付けられている。

一方、袋本体とは異なる素材の部品が加わることで、パッケージの構造が複雑になり、プラスチック使用量やリサイクルのしやすさ、生産工程の面で課題も生じていた。

こうした課題に対応するのが、包装資材メーカーのMIBが開発し、長瀬産業が販売するガスコントロール技術「TiMELESS(タイムレス)」だ。袋のシール部分に微細な空気の通り道を形成し、専用のプラスチックバルブを取り付けることなく、コーヒー豆から発生するガスを外へ逃がす仕組みとなっている。

部品そのものをなくすことで、プラスチック使用量の削減に加え、部材や製造工程の削減、生産効率の向上、パッケージデザインの自由度向上なども期待されている。

環境配慮型パッケージを、日常的に選べる商品へ

ドトールコーヒーは2026年7月以降、ドトールコーヒーショップとオンラインショップで販売する一部のレギュラーコーヒー豆に、TiMELESSを採用したパッケージを順次導入する。

対象となるのは、ハワイコナブレンドなど店頭で日常的に販売されているコーヒー豆の一部。同社はこれまで、新年限定のコーヒーセット「初釜」や一部の業務用商品で同技術を導入してきたが、今回、一般の利用者が手に取る通常商品へと対象を広げる。

環境配慮型の商品というと、特別なシリーズや期間限定品として展開されるケースも少なくない。今回の取り組みでは、普段から購入されるコーヒー豆のパッケージを切り替えることで、利用者が特別に意識しなくても、プラスチック削減につながる商品を選びやすい環境を整える。

また、ドトールコーヒーと長瀬産業は、TiMELESSの展開や包装設備の導入を通じて、コーヒー業界全体のサステナビリティ向上にもつなげたい考えだ。包装に必要とされてきた機能を維持しながら、素材や部品の使い方を見直す動きが、身近な商品にも広がり始めている。

毎日のように手に取る商品の小さな変化も、広く普及すれば、資源の使い方を変える大きな一歩になりそうだ。

画像提供:株式会社ドトールコーヒー

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