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漁網をリサイクルしてユニフォームへ。廃棄物を資源に変える循環の仕組み
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漁網をリサイクルしてユニフォームへ。廃棄物を資源に変える循環の仕組み

投稿日時:2026.09.11

役目を終えた漁網は、海水由来の塩分や付着物、複合素材などの問題からリサイクルが容易ではなく、処分費用も漁業者の負担となっている。そんな廃漁網を回収・再資源化し、企業のユニフォームとして日常的に使う取り組みが始まった。廃漁具のアップサイクルに取り組むamuが、国内で回収した漁網由来の再生素材を使った「amuca® Uniform」を発売した。

処分が難しい漁網を、リサイクルして新たな素材へ

漁網をリサイクルしてユニフォームへ。廃棄物を資源に変える循環の仕組みイメージ画像

使用済みの漁網には塩分や付着物が残り、複数の素材が使われているものもあるため、リサイクルするには分別や洗浄などの工程が必要となる。そのため焼却や再資源化が容易ではなく、埋め立て処分されるケースもあり、漁業者にとって処分費用が経済的な負担となっている。さらに、自然災害や事故などによって一部の漁具が海へ流出すれば、海洋ごみとなる問題もある。

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宮城県気仙沼市を拠点とするamuは、こうした使い終わった漁網を全国の漁港から回収し、再資源化する事業を展開している。今回発売した「amuca® Uniform」では、国内で回収した漁網をリサイクルした糸を49%、リサイクルナイロン糸を51%使用した「amuca® Fabric」をポケット部分に採用。オフィスウェアやイベントTシャツ、ワークウェアなどとして企業向けに展開する。

さらに、売り上げの一部を漁網の回収・リサイクル費用に充てることで、製品を販売すること自体が次の資源循環につながる仕組みとしている。

「どこの漁網か」まで追跡。循環のストーリーを見える化

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リサイクル素材を使うだけでなく、どこから来た素材なのかを追跡できることも今回の取り組みの特徴だ。

amuでは、廃漁網の回収からリサイクル、素材化、製品化までを一貫して管理。どの地域で回収された漁具が、どのような工程を経て製品になったのかを追跡・開示できる仕組みを構築している。商品にはQRコード付きのタグを付け、読み取ると漁網の種類や回収地域、製品になるまでのプロセスを確認できる。

すでに気仙沼市のまちづくりNPOでは、気仙沼で回収された漁網から作ったオフィスウェアを導入するなど、地域内で資源を循環させる事例も生まれている。

廃棄物をリサイクル素材に置き換えるだけでなく、その背景まで知りながら日常的に使う。企業のユニフォームという身近なものに循環の仕組みを組み込むことで、海の課題を「見える形」で伝える新たな選択肢となりそうだ。

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画像提供:amu株式会社

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