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投稿日時:2026.09.26
企業に求められるCO2削減。節電や省エネ設備の導入を思い浮かべる人も多いだろう。しかし、使用する電力を減らすだけでなく、「どんな電力を使うか」を変えることも一つの方法だ。
千葉県香取市の農園リゾート「THE FARM」では、地域で生み出された再生可能エネルギーの活用などを進め、電力由来のCO2排出量を2022年度比で約74%削減した。
THE FARMでは、施設で使用する電力量と電力会社が公表するCO2排出係数をもとに、電力由来のCO2排出量を継続的に把握している。その結果、2022年度に約390.1t-CO2だった排出量は、2025年度には約100.9t-CO2に減少。約289.2t、率にして約74%の削減となった。
電力使用量そのものを減らす取り組みに加え、再生可能エネルギー由来の電力への転換を進めたことが、削減につながったという。なお、74%は「電力使用量」の削減率ではなく、あくまで電力使用に伴うCO2排出量の削減率である。
CO2削減というと「電気を使わない」ことに目が向きがちだが、使用量とともに電力の由来を見直すことも、企業が取り組める選択肢の一つといえる。
もう一つ注目したいのが、地域でつくられたエネルギーを地域で使う「エネルギーの地産地消」だ。
THE FARMでは2023年から、銚子電力を通じて千葉県銚子市の風力発電所で発電された電力を活用。現在では、使用電力の90%以上を地域の風力発電など再生可能エネルギー由来の電力で賄っている。
同施設はこれまでも、農園で収穫した野菜や千葉県産の食材をカフェやBBQ、宿泊者向けの食事に取り入れ、「食の地産地消」を進めてきた。そこからさらに、地域で生み出された電力を施設運営に使う「エネルギーの地産地消」へと取り組みを広げている。
CO2削減は、単にエネルギーを「使わない」だけではない。地域にある資源を生かしながら、「何を、どこから使うのか」を選び直すことも、企業が環境負荷を減らす方法の一つになりそうだ。
画像提供:株式会社ザファーム