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投稿日時:2026.06.12
キユーピー株式会社は株式会社ARROWSと共同で、子どもたちがフードロスの問題を自分ごととして学べる小学生向け教材「食品ロス・ゼロチャレンジ大作戦!」を制作。教員向けプラットフォーム「SENSEI よのなか学」を通じて、希望する全国の小学校へ無料で提供する。
日本ではコンビニやスーパーでつねに豊富な食品が手に入るが、その便利さの一方で、まだ食べられる食品が日々大量に廃棄されている。農林水産省によると、国内で発生するフードロスは年間約464万トン。
フードロスは、もったいないというだけでなく、廃棄物を処理する過程での環境負荷など問題が多く、世界的にも重要な社会課題のひとつだ。キユーピー株式会社が、こうしたフードロスの問題を子どもたちがより身近に理解できるように制作したのが、小学生向け教材「食品ロス・ゼロチャレンジ大作戦!」。
教員向けプラットフォーム「SENSEI よのなか学」を通じて、希望する全国の小学校へ無料で提供され、初年度となる2026年度には、社会科の授業などを通じて全国約5,000人の児童への提供が予定されている。
キユーピーグループは1961年から食育活動を続けており、今回の教材も、その長年の取り組みの延長線上にある。
近年、小学校ではSDGsをテーマにした学習が増え、フードロスについて学ぶ機会も広がっている。しかし教育現場からは、「給食などを通してフードロスの話題に触れる機会は多いが、知識と実践の間に大きなギャップがある」という声が聞かれているという。
今回の教材では、そのギャップを埋めるための工夫が随所に盛り込まれ、子ども目線で理解しやすく自分ごとにできる内容となっている。
また、キユーピーが実際に行っている、商品製造の過程で生じる卵殻や卵殻膜の有効活用、野菜の未利用部分も無駄なく使い切る工夫など、食品メーカーだからこそ伝えられる現場の声や取り組みも学ぶことができるのも特長だ。
また、授業は45分で完結する内容となっており、スライドや動画、ワークシートに加え、授業進行台本まで用意されている点も注目。
教員の過酷な労働環境については知られているが、この教材ではそのまま授業に活用できる内容が揃っているため、教員の準備の負担軽減につながる配慮もされている。
「食品ロス・ゼロチャレンジ大作戦!」は、食品ロスを単なる社会課題として学ぶだけでなく、自分の行動と結び付けて考えるきっかけをつくる教材だ。
社会課題は子どもたちが理解するには難しいことも多いが、食は子どもにとっても身近な話題。未来を担う子どもたちが、食べものを大切にする視点を育んでいくことは、持続可能な社会への種まきになるに違いない。
画像提供:キユーピー株式会社