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投稿日時:2026.07.19
猛暑や物価高を背景に、この夏は約7割の人が「自宅で過ごす」と考えていることが調査で明らかになった。まとまった時間が生まれる一方で、多くの人が予定しているのは部屋の掃除や整理。家に眠る不要品と向き合う時間は、資源を循環させる第一歩になるかもしれない。
ブックオフグループホールディングスが実施した調査によると、約66.5%が今年の夏休みを「自宅で過ごす」と回答した。理由として最も多かったのは「どこへ行っても混雑しているから」で、続いて「物価高で節約したい」「暑すぎて外出する気にならない」が挙げられている。
一方、自宅で過ごす人の約65%は「部屋の掃除・整理」を予定しており、そのうち86%が「使っていないものを整理する」と回答した。普段は後回しになりがちな片付けも、まとまった時間のある夏休みだからこそ取り組もうと考える人が多いようだ。
調査では、使っていないものとして最も多かったのは洋服や服飾雑貨で約74%。本や漫画、CD・DVDなども多く、自宅には「使っていないけれど捨てられないもの」が少なくないことが分かった。
興味深いのは、手放せない理由だ。
最も多かったのは「もったいないから」、次いで「まだ使えるから」。不要品であることは認識していても、価値が残っていると感じるからこそ、処分に踏み切れない人が多いという実態が浮かび上がった。
この「もったいない」という感覚は、日本人に根付く価値観でもある。一方で、その思いが結果として、使われないまま家の中に眠るモノを増やしてしまうこともある。
調査では、「まだ使えるから」「もったいないから」という気持ちに加え、「フリマアプリの出品が面倒」「リユースショップが近くにない」といった理由も、不要品を手放せない要因として挙がった。循環の重要性を理解していても、実際に行動へ移すまでにはさまざまなハードルがあることがうかがえる。
こうした課題に対し、ブックオフでは店舗への持ち込みだけでなく、宅配買取や出張買取など、ライフスタイルに合わせた複数のリユース手段を展開している。全国55店舗を展開する「BOOKOFF SUPER BAZAAR」では、衣料品や本、CD・DVD、スポーツ用品など幅広いジャンルの不要品をまとめて持ち込めるほか、自宅から発送できる宅配買取や、自宅で査定を受けられる出張買取なども用意し、「手放したいのにできない」という負担の軽減を図っている。
さらに、商業施設や一部のファミリーマート店舗では、不要品回収ボックス「R-LOOP」の実証も進められている。買い物や通勤など日常の動線の中で不要品を預けられる仕組みは、リユースをより身近な選択肢へと変えていく試みの一つだ。
不要品を「捨てる」のではなく、「次に必要とする人へつなぐ」。その考え方を社会に広げていくためには、一人ひとりの意識だけでなく、無理なく行動に移せる環境づくりも欠かせない。猛暑で自宅時間が増える今年の夏は、家に眠るモノを見直し、資源を循環させるきっかけにしてみるのもよいかもしれない。
画像提供:ブックオフグループホールディングス株式会社