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投稿日時:2026.09.21
家庭で不要になったバケツや収納用品などのプラスチック製品。「捨てる」以外に、店頭回収という選択肢が広がっている。カインズは、製品プラスチックを回収・再資源化する取り組みにAI判定を導入。回収対象を従来の9品目から約50品目へ拡大する。
食品トレーやペットボトルなどは、スーパーなどの回収ボックスで見かける機会も多い。一方、家庭にはバケツや収納用品、プランターなど、容器包装以外にもさまざまなプラスチック製品がある。
カインズでは、こうした家庭で不要になった製品プラスチックを店舗で回収し、再び商品へと生まれ変わらせる「プラリクル」に取り組んでいる。2024年には約65トンを回収した。
回収したプラスチックは、選別や粉砕などを経て再生原料となり、新たな製品に活用される。実際に、回収品を原料の一部に使用した買い物かごも商品化されており、「使う→回収する→再び使う」という循環が生まれている。
プラスチックを単にごみとして処分するのではなく、身近な店舗を資源循環の入口にする取り組みだ。
今回、カインズは「プラリクル」にAI画像判定システムを導入。これまで9品目だった回収対象を、約50品目へ拡大する。
利用者が専用端末のカメラに持ち込んだ製品をかざすと、AIが画像から回収対象かどうかを判定する仕組みだ。対象品目が増えれば、店舗スタッフが一つひとつ判断する負担も大きくなる。AIを活用することで、回収対象を広げながら、店頭での分別を効率化する狙いがある。
家庭にあるプラスチック製品の種類は多く、「これは回収できるのか」と迷うこともある。回収できるものを分かりやすく判定できれば、生活者にとっても資源循環に参加するハードルを下げることにつながるだろう。
捨てるしかなかった身近なプラスチックを、次の商品をつくる資源へ。回収場所を増やすだけでなく、「迷わず回収に出せる仕組み」を整えることも、循環を広げる鍵になりそうだ。
画像提供:株式会社カインズ