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投稿日時:2026.11.01
日本人の魚離れが進んでいる。魚は健康によいとわかっていても、調理や後片付けの手間から、食卓に取り入れにくいと感じる人もいるだろう。
ニッスイが実施した調査では、若者の約半数が魚をまったく調理しない一方、もっと魚を食べたいという声も多いことがわかった。魚離れの原因と、魚を手軽に楽しむための新しい取り組みを紹介する。
本の魚介類消費量は、長期的に減少している。水産庁のデータによると、国民1人当たりの年間魚介類消費量は、2001年度の40.2kgをピークに減少し、2024年度には21.3kgとなった。約20年で、ほぼ半分になった計算だ。
魚離れの原因として挙げられるのが、調理や後片付けの手間である。魚は肉に比べて骨の処理や下ごしらえが必要になることも多く、焼いたあとのグリルを洗うのが面倒だと感じる人もいる。さらに、魚介類の価格や食生活の変化など、複数の要因が重なっていると考えられる。
こうした状況について、ニッスイは18〜29歳の若者を対象に、魚の食習慣に関する調査を実施した。その結果、46%が魚を「まったく調理しない」と回答。魚を食べる機会が減っている背景には、魚そのものへの好き嫌いだけでなく、調理の負担も関係している可能性がある。
一方、今回の調査では、魚を週1回未満しか食べない若者の68%が「もっと魚を食べたい」と回答した。つまり、魚を食べる機会が少ない人のなかにも、魚を食生活に取り入れたいというニーズがある。この「食べたいけれど、食べる機会が少ない」というギャップに着目したのが、ニッスイの新商品「GYONIPO(ギョニポ)」だ。
GYONIPOは、魚肉ソーセージをフライドポテトのように楽しむ新しい食べ方を提案する商品。魚を一から調理するのではなく、手軽に食べられる形にすることで、若い世代にも魚由来の食品を身近に感じてもらうことを目指している。魚離れへの対策というと、魚料理の魅力を伝えたり、調理方法を工夫したりする取り組みが思い浮かぶ。しかし、忙しい日常のなかでは、調理の負担そのものを減らすことも一つの方法だろう。
もちろん、魚肉ソーセージを使った食品が、魚料理のすべてを代替するわけではない。それでも、魚を食べるきっかけや選択肢を増やすことには意味がある。
魚離れを食い止めるために必要なのは、「もっと魚を食べよう」と呼びかけることだけではない。食べたいと思っている人が、無理なく魚を選べる環境をつくることも重要ではないだろうか。
画像提供: 株式会社ニッスイ