注目のタグ
投稿日時:2026.05.16
アパレルブランドHUIS(ハウス)が、洋服の生産過程で生じる端材やハギレを一般向けに無償配布するサービス「遠州織物ハギレプロジェクト」を開始した。
HUIS(ハウス)は、静岡県浜松市を拠点に、遠州織物を使った服づくりを行うアパレルブランド。
遠州織物とは、静岡県西部を中心に発展してきた織物産地の生地で、その上質さから海外のメゾンブランドをはじめ、高級アパレルにも使われている高級生地。その一方で、一般の人が日常的に触れる機会は決して多くはない。
遠州織物を使った服づくりを行うHUISでは、年間4万着以上を生産しており、その過程では裁断クズや確認用のハギレがどうしても発生してしまう。
「遠州織物ハギレプロジェクト」は、そんな生産過程で生じる遠州織物の端材やハギレを希望する人に無償で提供するプロジェクト。
本来であれば廃棄されてしまうハギレを資源循環させながら、遠州織物の魅力や繊維文化を伝えていこうという発想が、このプロジェクトの原点だ。
これまでもHUISでは、遠州織物の魅力を伝えるため小中学校、高校向けに、遠州織物や地元の繊維産業についての出前授業を行い、端材やハギレの配布を行ってきた。
そんななか地域外の教育機関や服飾専門学校、アーティスト、クリエイターなどからもワークショップ等に使いたいといった声が増えてきたことを受けて、今回の一般向けサービスの開始に至った。
無償提供を受けるには、特設サイト「遠州織物ハギレプロジェクト」から申し込み、段ボール120サイズ分のハギレを送料着払いで届けるという仕組み。色や柄などは選べないが、そこに出会いの楽しみがある。
またHUISが製品づくりで活用しているのは、現在では希少になりつつある旧式の「シャトル織機」で織られた生地。HUISの生地は、ゆっくりと時間をかけて織ることで、独特の風合いや柔らかさが生まれているという。
大量生産・大量消費が当たり前になった時代だからこそ、“布そのもの”に触れて目を向けることは新鮮な体験を届けてくれそうだ。
「遠州織物ハギレプロジェクト」特設サイトURL:https://1-huis.com/hagire
画像提供:株式会社HUIS