注目のタグ

オフィス回帰で注目を増す「社食」が
キッチンレスでできる新サービス登場

投稿日時:2026.01.26

リモートワークを経て、再びオフィスに人が集まり始めた今、「働きたい職場」の条件も少しずつ変化している。注目を集めているひとつが、日々のランチを支える社食だ。
社食というと規模の大きな企業のみが可能なイメージがあるが、社員食堂・ケータリングの企画運営を行うボンディッシュ株式会社はキッチンレス社食「BONDISH OFFICE LUNCH」を展開。2025年の問い合わせ数は、前年比201%と大きく伸びているという。

出社回帰で見直される、社員食堂という価値

社食に注目が集まる背景には、出社回帰の流れと物価高がある。三菱UFJ銀行の「働きたいオフィス・働きたい街ランキング 2025」では、「安くておいしい社員専用の食堂がある」が44.7%で2位にランクイン。カフェやラウンジに次いで、社員食堂が「働きたい理由」として重視されていることが明らかになった。
物価高で外食費がかさむ中でも、栄養バランスの取れた食事を安心してとれる場所が社内にあること。その価値は、単なる福利厚生を超え、出社する動機そのものになりつつある。

工事不要・低コストが生む、新しい社食のかたち

注目を集めているキッチンレス社食とは、セントラルキッチンで調理した料理をケータリング形式でオフィスに届ける仕組みだ。厨房を設ける必要がなく、給排水や排気工事も不要。そのため、従来の厨房付き社員食堂と比べて初期費用を約10分の1に抑えられる点が支持されている。
とくに高層階オフィスやテナントビルでは、物理的に厨房設置が難しいケースも多い。そうした制約の中でも、温かい食事を提供できる柔軟性は大きな魅力。ボンディッシュへの問い合わせ増加の理由として、「工事不要」「初期費用を抑えられる」「社員同士の交流が生まれやすい」といった声が挙がっている。
実際に導入した企業からは、「他部署のメンバーとコミュニケーションを取る機会が増え、社内の雰囲気が良くなりました」「栄養バランスの取れたランチを外食の半額程度で利用でき、助かっています」といった声も寄せられているという。
コロナ禍後はリモートワークの導入をはじめ人々の生活が一変したことで、企業ではコミュニケーションの課題が増えているが、社食の存在が自然な交流の場として機能している様子がうかがえる。
「BONDISH OFFICE LUNCH」は、社員食堂にとどまらず、カフェタイムやバータイム、イベント時のケータリングなどにも対応。西麻布の人気イタリアンレストラン出身の料理長が品質を管理し、全160種類以上のメニューを日替わりで提供するなど、「令和の新しい社員食堂」として進化を続けている。
今福利厚生のサービスが増え多種多様なものが存在するが、「社食」という福利厚生は単なる食事の提供以上に、複合的な効果が期待できるかもしれない。