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投稿日時:2026.08.18
夏休み明けの新学期は、人間関係や学業、進路などに不安を抱える子どもも少なくない。日本ユニセフ協会とこども家庭庁による「こどものけんりプロジェクト」は、子どものメンタルヘルスを支える新たなメッセージビデオを公開した。
世界では10〜19歳の7人に1人以上が、メンタルヘルス、つまり心の健康に何らかの問題を抱えているとされている。また、メンタルヘルスの不調の3分の1は14歳までに兆候が現れる一方、その多くが気づかれず、必要なケアにつながっていないという。※
日本でも、夏休み明けの新学期を前に、人間関係やいじめ、学業、進路などへの不安を抱える子どもたちの心のケアが課題となっている。こうした状況は「9月1日問題」とも呼ばれ、2025年8月には厚生労働省、文部科学省、こども家庭庁の各担当大臣が連名でメッセージを発信。
「不安を感じて、眠りづらくなったりしていませんか」「うまく言葉にならなくても大丈夫です」などと呼びかけ、心のSOSを周囲へ知らせることの大切さを伝えている。
日本ユニセフ協会とこども家庭庁は2026年6月、「こどものメンタルヘルスキャンペーン~“こころのこえ”をきいてみよう~」をスタート。子ども自身が心の状態に気づくことや、周囲と気持ちを伝え合うことを後押しするコンテンツを発信している。
今回新たに公開されたメッセージビデオ「いろんなまほうをかけてみよう」には、セサミストリートのエルモとクッキーモンスター、「こどものけんりプロジェクト」の応援キャラクターであるジーン&ケーンが登場。「どんなきぶんも大事だよ!」と伝えながら、深呼吸や会話、歌など、さまざまな気持ちと付き合うための方法を子どもたちに呼びかける。
キャンペーン特設サイトではこのほか、ユニセフが制作した50以上のコンテンツの日本語版や、低年齢の子どもにも活用できるセサミストリートのワークシートなどを公開。子どもだけでなく、家族や周囲の大人が心の健康について考え、話すための情報も提供している。
子どものメンタルヘルスを守るには、不調が深刻になってから対応するだけでなく、日頃から自分の気持ちに気づき、周囲に伝えられる環境も大切だ。新学期を迎える今、子どもの小さな「こころのこえ」に耳を傾けることが、身近な大人にできる支えの一つとなりそうだ。
※出典:WHO/UNICEF「Mental health of children and young people: service guidance」(2024)
画像提供:公益財団法人日本ユニセフ協会