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「働きたい」を分身ロボットでかなえる、有隣堂にリモート書店員が立つ9日間
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「働きたい」を分身ロボットでかなえる、有隣堂にリモート書店員が立つ9日間

投稿日時:2026.11.04

働きたいという意志があっても、病気や障がいなどそれぞれの事情で外出できず、働けないという環境がある。

そんな人たちが分身ロボットの「OriHime」を通じて書店の店頭に立つ「OriHime書店 in 有隣堂」が、11月21日から9日間、有隣堂横浜駅西口ジョイナス店にて開催される。自宅から出勤するリモート書店員が、自ら選んだ本を来店客に薦めるという新たな試みだ。

分身ロボットで「本屋さんで働きたい」の声を実現

このイベントのきっかけとなったのは、有隣堂の社会貢献プロジェクトチーム「となりあい」が支援を続ける「横浜こどもホスピス〜うみとそらのおうち」の開所5周年だ。記念企画を検討するなかで、同社は2026年5月、分身ロボット「OriHime」を手掛けるオリィ研究所に協力を呼びかけた。

「OriHime」とは、遠隔で操作できる分身ロボットのこと。オリィ研究所では、病気や障がい、家族の看護などで外出をするのが難しい人たちがパイロットとして「OriHime」を遠隔操作し、接客などの仕事に携わっている。

「働きたい」を分身ロボットでかなえる、有隣堂にリモート書店員が立つ9日間イメージ画像

同社がパイロット70人に本や書店に関わるプロジェクトへの参加意向を尋ねると、40人が「やってみたい」と回答。これまで本に支えられてきた人や、書店で働くことに憧れてきた人の思いがあったという。そこに、本を通じた人のつながりを大切にしてきた有隣堂の姿勢が重なり、企画が形になった。

自分を支えた一冊を書店に立って薦める

期間中、店頭にはパイロットが自身の読書経験をもとに選んだ本が並ぶ。来店客はOriHimeとの会話を楽しみながら本を選び、その場で購入できる。

パイロットの一人、さえちゃんさんは、病気になってから家で過ごす日々に彩りを与えてくれたのが本だったと振り返る。「いつか本屋さんで働くこと」は、パイロットになったときからの夢だった。ことのはさんは、かつて本が自分の世界を広げてくれたように、今度は「OriHime」を通じて本と人、人と人をつなぎたいと話す。

場所や身体にとらわれない社会参加へ

本企画は、分身ロボットによる新しい働き方を知ってもらうと同時に、こどもホスピスの存在に関心を寄せてもらう機会でもある。2027年夏にはオリィ研究所の「分身ロボットカフェDAWN」横浜店が関内馬車道エリアに開業を控えており、横浜でパイロットが活躍する場は、さらに広がりそうだ。

外出できないことが、働くことや誰かとつながることをあきらめる理由にならない、そんな未来も遠くないのかもしれない。

画像提供:株式会社有隣堂

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