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アサヒ飲料、オフィスで会話が生まれる
「働く人のミカタ自販機」の新提案

投稿日時:2026.01.03

新人が溶け込みにくい、話が業務連絡のみで雰囲気が重たい――。そんな空気をやわらげる新しい仕掛けを、アサヒ飲料株式会社が提案。2026年1月1日から法人向けサービス「働く人のミカタ自販機」を展開する。

飲み物一杯が、声をかけるきっかけに

最近の自販機はポイントが貯まるものが登場するなど、新たな機能を搭載したシン・自販機が増えている。そんななか飲料会社の大手であるアサヒ飲料が発案したのが、ユニークな自販機「働く人のミカタ」。これはLINEと自販機を組み合わせ、社員同士の自然なコミュニケーションを後押しする仕組みだ。

使い方はシンプル。専用LINEアカウントにあらかじめ設定された「キーワード」を入力すると、QRコードのクーポンが発行される。これを自販機のキャッシュレス決済端末にかざすと、飲み物を1本無料で受け取れる。飲料代は設置している企業が負担する。

このシステムのポイントは、そのキーワードを“誰かに聞く”というプロセス。新入社員や異動してきた人などキーワードを知っている対象者に声をかけて教えてもらうことで、自然と会話が生まれる設計になっている。

実際にアサヒ飲料社内で行われた検証では、新入社員向けのキーワードキャンペーンを通じて、88%の新入社員が声をかけられ、約9割で会話が生まれたという結果に。「何気ない会話のきっかけになった」「他部署の先輩と話すようになった」といった声も寄せられ、業務だけではない会話と繋がりを生み出すきっかけになっている。

「働く人のミカタ自販機」の紹介動画では、新入社員が持っている「テニス」というキーワードをきっかけに、先輩と新入社員が共通の話題で盛り上がり、周囲の社員も会話に加わっていく様子が描かれている。

会話を生み出すだけじゃない幅広い使い道も

「働く人のミカタ自販機」の利用方法は、コミュニケーション促進だけにとどまらない。配布期間や回数、対象者を柔軟に設定できるため、社内イベントやアンケート参加へのお礼、来客時のお茶出し、夏場の熱中症対策としての社員への飲料配布など、オフィスの日常に寄り添う使い方ができる。

またLINE配信だけでなく、紙に印刷したクーポンでの運用も可能なため、企業ごとのカルチャーや目的に合わせやすい点もよく考えられている。

職場の雰囲気は、現代の職場選びでは重要視される項目のひとつ。忙しい日常の中で、ほんの一言を交わす余白をつくる、その積み重ねが働く場の空気を少しずつ変えていくのかもしれない。