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キューピーと日清オイリオ、
油付きPETボトルの水平リサイクルを実現

投稿日時:2026.02.16

キユーピー株式会社は、日清オイリオグループ株式会社との協働により、国内で初めて油付きPETボトルの水平リサイクル(ボトル to ボトル)を実現した。

両社の工場から排出された油付きPETボトルを再生材料として活用し、新しいPETボトルの一部に使用したドレッシング4品を2026年4月から一部店舗にて数量限定で順次販売する。

リサイクルが難しかった「油付き」の壁

これまで油が付着したPETボトルは、洗浄工程で油分が残る懸念があり、再生材料の品質に影響を及ぼす可能性から、社会的なリサイクルの仕組みが確立されていなかった。

そこで両社は2024年5月から協働を開始。長年“油”に向き合ってきた知見を生かし、技術検証を重ねた結果、特定の資源循環スキームにおいて品質に問題がないことを確認。その成果は論文としても発表されている。

今回の取り組みでは、工場で排出された油付きPETボトルを回収・再資源化し、その再生材料を一部使用して新たなボトルを製造するという、水平リサイクルを実現。再び商品として店頭に並ぶという、確かな循環の第一歩が形となった。

食卓から広がるサーキュラーエコノミー

今回商品として対象となるのは、「キユーピー 深煎りごまドレッシング」「キユーピー シーザーサラダドレッシング」「キユーピー フレンチドレッシング(白)」「キユーピー コールスロードレッシング」の4品。

いずれも内容量は180mlで、参考小売価格や賞味期間は通常品と同じ。製造所とロット番号により、今回の再生材料使用商品を判別できる仕様となっている。自分が買った商品はどの資源なのかと調べられるならば、消費者にとっても特別感がありそうだ。

また日清オイリオからも、再生材料を使用した製品の販売が予定されている。

今後はこの資源スキームを他のリサイクラーや油を使用する食品メーカー、容器メーカー、自治体等との取り組みに広げるなど、社会全体における資源循環の実装を目指していくという。