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投稿日時:2026.04.14
株式会社ファミリーマートは、ブックオフコーポレーション株式会社と共同で、衣料品や雑貨の回収ボックス「R-LOOP(アールループ)」を店内に設置する実証実験を、2026年4月13日から開始。東京都世田谷区・杉並区を中心とした約30店舗を対象に行われる。
フリマアプリや店舗の活用が広がり、使わなくなった物のリユースは浸透してきた。それでも「もったいない」と感じながらも、時間が無いなどの理由から、まだ使えるのに手放したり、手放せないままだったりすることは多い。
ファミリーマートとブックオフによる回収ボックスは、そんな日常の悩みの解決策になるかもしれない。
今回の取り組みの背景にあるのは、日本で年間約56万トンもの衣料品が廃棄されているという現実。その課題に対し、「買い物のついでに入れるだけ」というシンプルな仕組みづくりで、より身近に「捨てないライフスタイル」を提案する。
「R-LOOP」の特徴は、なんと言ってもその手軽さ。店内に設置された専用ボックスに、衣類や雑貨をそのまま入れるだけでリユースの取り組みに参加できる。
回収されたアイテムは、ブックオフグループが海外で展開するリユースショップ「Jalan Jalan Japan(ジャラン・ジャラン・ジャパン)」へ届けられる。
国内では役目を終えたものでも、海外では「Used in Japan」として状態の良さが信頼を得ているため、海外で再び価値ある品として役割が与えられるのだ。
また、リユース基準に達さない衣類においても、工業用ぞうきんやフェルトなどへと再資源化される仕組みが作られており、その点でも安心して参加できる。
今後は、衣料やバッグなど新たな製品へと生まれ変わらせる仕組み作りも視野に入れているという。
資源の再利用以外にも社会貢献の仕組みがあり、回収された品物のリユース量に応じて、1kgあたり1円が環境保護や社会課題に取り組む団体へと寄付される。
コンビニエンスは「便利」や「手軽」を意味する言葉だが、ファミリーマートとブックオフのこの試みが全国で実施されれば、リユースやリサイクルがコンビニエンスなものになるかもしれない。
ファミリーマートは最近では、食べきれない食品を寄付する「フードドライブ」も一部店舗で実施している。全国で圧倒的な店舗数を誇るコンビニが、こうしたインフラとしての役割を担うことは、人々のライフスタイルに大きく影響を及ぼす力を秘めている。
コンビニ大国の日本だからこそ、多くの可能性がまだまだ潜んでいるかもしれない。
画像提供:株式会社ファミリーマート