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投稿日時:2026.09.03
子育てについて考えるとき、つい「子どもにどう育ってほしいか」に意識が向きがちだ。しかし、「子育てをする自分自身はどうありたいのか」と聞かれると、すぐには答えが浮かばない人もいるのではないだろうか。
そんな言葉にならないことの言語化を助け、自分自身や家族、職場の上司や同僚との対話につなげるワークショップカード「子育てエンゲージメントカード」が登場した。
この対話カードを手がけたのは、人材・組織開発を中心に企業研修やワークショップを行う株式会社トリプルバリューと、育児用品から保育サービスまでを手がけるピジョン株式会社。共同開発により「子育てエンゲージメントカード」を発売した。
このカードに収録されているのは、子育てで大切にしたい88の価値観ワード。たとえば「受け止める」「やらせてみる」「おおらさか」「初心を忘れない」などの言葉がカードに書かれている。
これはピジョン株式会社の育児中の従業員139名が、自身の経験をもとに挙げた264の言葉から選定されたものだという。
使い方は、カードゲームのようにカードを5枚ずつ配り、自分の手持ちのカードで自分の価値観に合わないものを手放し、別のカードに変えていくというものだ。そして最終的に手元に残ったカードを通し、大切にしたい価値観を言葉で説明していき、対話を深めていく。
カードを選び、その理由を言葉にすることで、普段は置き去りになりがちな「子育てをする自分は、何を大切にし、どうありたいのか」を整理するのが目的だ。正解を学ぶためではなく、自分自身の価値観に気づき、自分らしい子育てや働き方を考える手助けをしてくれる。
妊娠や出産、育児、職場復帰など、子どもを迎える前後には暮らしも働き方も大きく変わるため、多忙で立ち止まっている暇がないということも多い。
しかし、その忙しさゆえに対話する機会が減り、パートナーや家族、職場の上司や同僚などと思わぬすれ違いが生まれることもある。
昨今では仕事と育児の両立のサポートは重視されてきているが、休暇制度や勤務時間といった仕組みに目が向きやすい。だが、自分がどのように働き、どのように子育てをしたいのかを周囲と話す機会を持つことも、両立を考えるうえでは大切な要素だ。
家庭でパートナーや家族と使えるほか、企業での育休前後の面談や復職支援、社内ワークショップなどにも活用可能。パートナーや家族と子育てについて対話したい、もしくは子育てする社員との理解を深めたいといった人は取り入れてみるのもいいかもしれない。
心のなかで「分かってくれているはず」と思っていたことをあらためて言葉にすることが、きっと助けになってくれるはずだ。
画像提供:株式会社トリプルバリュー