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投稿日時:2026.09.08
歯や口の不調は、身体に起こるほかの不調と比べると、つい後回しにしてしまいがちだ。しかし、ある研究結果で、歯や口の不調が仕事のパフォーマンスに影響している可能性があることが発表された。
この研究を行ったのは、ライオン株式会社と株式会社日立製作所の日立健康管理センタ。従業員の歯科受診と仕事のパフォーマンスとの関係を調査した。
その結果、口腔内に所見があり、プレゼンティーズム(※)が認められ、過去1年間歯科医療機関を受診していなかった従業員のうち、その後1年間に歯科を受診した人は、受診しなかった人に比べて仕事のパフォーマンス改善率が約1.5倍高いことが確認されたという。
※出勤していても健康上の問題などによって生産性が低下している状態のこと。
積極的な歯科受診が、仕事のパフォーマンス向上に寄与する可能性が示された。
歯の不調で注意したいのは、仕事のパフォーマンスに影響する可能性があるだけでなく、不調があっても受診しない人が多いという点だという。
この研究では、企業健診で口腔チェックを受けた従業員を追跡。口腔内に所見が認められた人のうち、44%が過去1年間に歯科を受診していなかったことも分かった。
また、歯科を受診せずにパフォーマンスが改善しなかったグループのパフォーマンス量を推計したところ、従業員100人あたり約2.6人分に相当する損失の可能性があるという。
企業側にとっても、労働力の損失につながる健康管理として注視すべき点といえそうだ。
現代の医学では、歯や口内の健康がほかの不調にもつながることが明らかになっており、口腔内の健康維持が推奨されている。企業側が歯科検診を推奨する取り組みはもちろん、個人でもQOL向上のために今一度歯の重要性は考えた方が良さそうだ。
画像提供:ライオン株式会社