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NYファッションウィークが“初の毛皮禁止”、|世界のトレンド現在地
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NYファッションウィークが“初の毛皮禁止”、
世界のトレンド現在地

投稿日時:2026.09.16

9月10日から開催されているニューヨーク・ファッションウィークは、新たな節目を迎えている。米国のデザイナー団体CFDA(Council of Fashion Designers of America)が主催する公式スケジュールにおいて、2026年9月シーズンから動物の毛皮の使用が正式に禁止されたのだ。

そして今回のショーが、このルール適用の第1弾にあたる。

禁止の対象は「毛皮を目的に飼育・捕獲された動物」

今回の規制で禁じられるのは、ミンク、キツネ、うさぎ、カラクール(子羊)、チンチラ、コヨーテ、タヌキなど、毛皮を採るために飼育・捕獲された動物由来のものだ。

例外として使用が認められるのは、先住民族が伝統的な生活のために行う狩猟による毛皮のみ。

この方針について、CFDA会長のスティーブン・コルブ氏は、「この方針を打ち出すことで、米国のデザイナーたちに、ファッション業界が動物に与える影響についてより深く考えてもらいたい」とコメントしている。

これまでもファッション界では、本物の毛皮のような上質なフェイクファーを取り入れる動きは何年も前から出ており、毛皮愛好家だったセレブリティなどがフェイクファーにシフトするなどの動きも見られてきた。

だがあくまで任意で行われてきたものであり、ルールとして正式に禁止するという今回の動きは、大きな一歩となる。

世界で広がる「毛皮禁止」の流れ

Business of Fashionによれば、ロンドン・ファッションウィークはすでに2023年に毛皮の推奨をやめ、2024年2月シーズンからは参加ブランドに毛皮不使用を義務付けている。NYファッションウィークはこれに続く“主要都市”としては2例目の措置となる。

実際にはこの主要都市以外に、コペンハーゲン、ベルリン、ストックホルム、アムステルダム、ヘルシンキ、メルボルンの各ファッションウィークも、すでに同様の方針を導入済みだ。

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背景にある毛皮産業の実態

動物保護団体World Animal Protectionによれば、毛皮のためだけに飼育・捕獲されている動物は、世界で年間約2,000万頭にのぼると推計されている。

CFDAは今回の決定について、動物福祉団体Humane World for AnimalsおよびCollective Fashion Justiceと協議のうえで進めたことも明らかにしている。

コルブ氏は今回の決定について、「消費者は動物虐待に関連する製品から離れつつあり、米国のファッションをその分野でのリーダーとして位置づけると同時に、素材の技術革新も後押ししたい」とも述べている。

ショーの華やかさの裏側で進む、こうした素材選びのルール変更。ちなみに、ファッションウィークのビッグ4のうち、NY、ロンドンは禁止の規制に動いているが、ミラノは2026年9月から"控えるよう求める"任意のガイドラインにとどめており、パリは現時点でも毛皮の使用を認めている。

ミラノ、パリというファッションウィークを代表するこの2大都市が、今後どのように舵取りをしていくのかにも注目が集まる。

Photo:Magnific

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