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投稿日時:2026.10.30
秋冬になるとお馴染みのふんわりとしたファー素材。しかし近年は動物福祉や環境負荷の観点から、素材そのものを見直す動きが広がっている。先日開催されたNYファッションウィークでは動物由来のファーが禁止されるなど、ファッション界でも重要なテーマのひとつだ。
そんななか注目される新たな選択肢が、植物由来の「Bio Fur」。より環境負荷を低減できる素材として期待されている。
植物由来の繊維で作られた次世代ファー素材「Bio Fur(バイオファー)」を使用したジャケットとバッグを新たに発売したのは、サステナブルなファッションを提案するスペイン発のECOALF。
「Bio Fur」に使われているのはPLA(ポリ乳酸)繊維で、トウモロコシやサトウキビ、ジャガイモなど、糖分やデンプンを多く含む植物を主原料とし、生分解性バイオポリマーから作られている。
動物の毛皮でも、石油由来の化学繊維による従来のフェイクファーでもない、新たな素材としてヨーロッパで開発された次世代のファーだ。
高い生分解性を持つ原料を使うことで、マイクロプラスチック排出の抑制など環境負荷の低減が期待されている。
今回ECOALFから登場したのは、日本限定商品の「ACT BIO FUR ジャケット UNISEX」と「ACT BIO FUR バッグ」の2型。
ジャケットは柔らかなファーの風合いを生かしつつ、アビエイタージャケットをリラックス感のあるシルエットに仕上げ、大きめの襟やバイカラーのリブを取り入れている。
襟を立てると、ECOALFが掲げるブランドメッセージ「Because There Is No Planet B(第2の地球はないのだから」がのぞく。
バッグはワンハンドルのシンプルなデザインで、モコモコの質感が秋冬の装いを一層盛り上げてくれそうだ。
どちらのアイテムも毛羽部分にはポリ乳酸100%を使用し、基布にはリサイクルポリエステルを採用している。
ECOALFではこれまで、ブランド自らが海のゴミを収集してウエアをつくるなど、再生素材や環境負荷の低い天然素材を活用したアイテムを展開してきた。
今回の「Bio Fur」も、その延長線上にある取り組みのひとつだ。環境問題が問われるなか、ファッション界が抱えるテーマは、もうデザインや着心地だけではない。実際に数々のファッションブランドで、リサイクルしやすい素材や商品の開発などが進められている。
どんな原料から作られ、使い終えたあとにどのような負荷を残すのか。そんな素材の背景まで含めて選ぶ視点が、少しずつ身近なものになってきている。
そんななか消費者である私たちは何を選ぶのか。「Bio Fur」は、これからの秋冬ファッションを考えるひとつのきっかけになりそうだ。
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画像提供:株式会社三陽商会