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建設現場の分別で約3倍の|廃プラスチックを回収、再資源に
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建設現場の分別で約3倍の
廃プラスチックを回収、再資源に

投稿日時:2026.04.08

建設現場では日々多くの廃棄物が排出され、国内の産業廃棄物全体のうちの約2割を占めている。

こうした課題に向き合い、大栄環境株式会社、資源循環システムズ株式会社、株式会社鴻池組、株式会社八木熊の4社が、建設現場での分別方法の見直しに取り組み、約3倍の廃プラスチックの資源循環に成功した。

分別の工夫が生み出す廃プラスチック資源

大量の廃棄物を排出する建設現場では、廃棄物の再資源化が大きな課題だ。なかでも廃プラスチックは、汚れや異素材が混ざりやすく再利用が難しいことから、これまでは焼却してエネルギーに変える「サーマルリサイクル」が主流だった。

こうした状況に一石を投じたのが、今回の4社による取り組み。鍵となったのは、現場での“分け方”の工夫と徹底だ。作業員が迷わず実践できるよう、廃プラスチックの7品目について詳細な分別ルールを設定。回収カートにも掲示し、現場での周知を徹底した。

建設現場の分別で約3倍の|廃プラスチックを回収、再資源にイメージ画像

さらに、現場職員が定期的に回収カート内を確認し、問題があれば朝礼などでフィードバックを行うなど、現場での分別の精度を高めていったという。

その結果、廃プラスチックのリサイクル率が従来の20%前後から約3倍へと引き上げることに成功した。

廃プラスチックがプラスチック角材に

この取り組みで他にも注目すべき点は、回収された廃プラスチックのその後。

再資源化された素材を、建設現場で活用できるプラスチック角材へと製品化し、分別を行った現場に納品し、現場内での資源の循環を実現している。

建設現場の分別で約3倍の|廃プラスチックを回収、再資源にイメージ画像

現場由来のリサイクル製品を再利用することで、現場の環境意識向上も期待されている。

4社は今回の取り組みの成果を受け、今後は建設業界における資源循環システムの構築に向けて、あらゆる建物用途の建設現場や対応可能エリアの拡大に取り組む予定だ。

日本全体の廃棄物のなかで産業廃棄物が占めるのは約9割。産業廃棄物の再資源化への取り組みがあらゆる産業で本格化すれば、大きなインパクトをもたらすと同時に、未来の資源の獲得には欠かせない取り組みとなりそうだ。

画像提供:大栄環境株式会社

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