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“食から整える”を、もっと身近に。| エミープラスの「五臓美養」が届ける健やかな毎日
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“食から整える”を、もっと身近に。
エミープラスの「五臓美養」が届ける健やかな毎日

投稿日時:2026.06.17

健康を“整える”という言葉が、以前よりずっと身近になった。コンビニにも一部オーガニック食品が並び、ドラッグストアには機能性表示食品やサプリメントが溢れている。一方で、「何を選べばいいかわからない」という声も増えている。

株式会社エミープラス代表・安藤恵美さんが取り組む「五臓美養」は、“足す健康法”ではなく、和食や薬膳をベースに、日常の中で身体を整えていくためのブランドだ。その根底にあるのは、精神科病棟でのボランティア経験や、美容業界で感じてきた違和感、そして「不調になる前にできることがある」という考え方。USME編集部が話を聞いた。

「ここに至る前に、止められることがある」

安藤さんが東洋医学や養生に関心を持つようになった原点には、大学時代の経験がある。
当時、心理学を学びながら、精神科病棟で二年間ボランティアをしていた。

「閉鎖病棟だったので、本当にいろんな方がいらっしゃったんです」
先天性の疾患ではなく、社会に出てからストレスや依存症などをきっかけに精神疾患を発症した人たちとも、多く接したという。

話し相手として患者と向き合う中で、安藤さんはある感覚を持つようになった。
「ここに至るまでの経緯の中で、止められることってあるよね、というのはすごく感じていました」

もちろん、現在の医療を否定したいわけではない。ただ、日本では特に精神医療において“薬で対処する”方向が強い一方、海外ではカウンセリングや食事、サプリメントなど、“そこに至る前”のアプローチがもっと行われているという。

「予防医療の方に、関心をもつようになりました」
その後就職したのは、美容医療系の会社。乳房再建手術など、外科領域にも関わる現場を知ったことで、「美容と医療はつながっている」と感じたという。病院でヘアメイクや美容師が患者のケアに入る姿を見て、「気分が上がること」が健康状態にも影響することを実感した。

睡眠に残っていた違和感がCBDブランドの立ち上げへ

“食から整える”を、もっと身近に。| エミープラスの「五臓美養」が届ける健やかな毎日イメージ画像

美容の分野で仕事を続ける中でも、安藤さんの中にはずっと“睡眠”への関心があった。
「食事や運動って、ある程度自分でコントロールできるじゃないですか。でも睡眠だけは、枕を変えても、アロマを使っても、ダメな時はダメだったりする」
特に、睡眠薬をやめたくてもやめられない人を多く見てきた。
「薬じゃない形で、依存性や副作用のないアプローチができないかなと思っていた時に出会ったのがCBDでした」

当時、エミープラスではOEMを中心に化粧品製造を行っていた。その中で、「自社ブランドを作る」という選択が浮かび上がり、CBDブランド立ち上げへとつながっていく。

さらに、以前から交流のあった医師からも、「がん患者にCBDを使ってみたい」という話がちょうど同じタイミングで出た。
「じゃあ一緒に作ろうか、となったのが、自社ブランド展開の始まりです」

日本人には食養生が合う

“食から整える”を、もっと身近に。| エミープラスの「五臓美養」が届ける健やかな毎日イメージ画像
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長年、美容業界に身を置いてきた安藤さんだが、化粧品だけでは解決できないことも多いと感じていた。実際に、化粧品の相談を受ける中でも、「この人は食生活を変えた方がいいな」と感じるケースが少なくなかったという。

「ニキビを消すことはできても、そもそもできにくい身体にするには、やっぱり中から変えた方が早い」
だからこそ、セミナーなどでも必ず伝えていたこと。
「化粧品が3割、インナーケアが7割くらいの感覚です」

インナーケアへの関心は、自然と食養生や薬膳へ向かっていった。ただ、サプリメントには少し違和感もあった。
「成分としては満たされるんですけど、“食べた満足感”がないんですよね。胃腸が温まると自律神経や内臓が動き出して、身体全体がめぐる。そういう感覚って、やっぱり食事の方があるなと思って」
そう考えた時、日本人には東洋医学や和食ベースの食養生が合っているのではないかと思うようになった。

古代中国由来の薬膳を、和食へ展開

最近の美容業界について尋ねると、安藤さんは「韓国コスメは本当に強い」と率直に話した。価格も安く、見せ方も上手い。パッケージも魅力的。
それでも、“流行”に乗るだけではなく、日本にある良いものをもっと見直してもいいのではないか、とも感じているという。
「せっかく日本にいるのに、日本にあるものを掘り起こせていない気がして」

その思いは、今回の商品開発にもつながっている。
「例えば、薬膳といえば高麗人参など中国由来のイメージも強いですよね。でも、薬膳をそのまま持ってくるというより、日本人に合う和食ベースの形にしたかったんです」
そこで着目したのが、“出汁”だった。ミネラルを摂り、身体を温める。そこに薬膳の考え方を掛け合わせていった。

東洋医学の“気・血・水”という考え方

“食から整える”を、もっと身近に。| エミープラスの「五臓美養」が届ける健やかな毎日イメージ画像
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今回の商品開発では、薬膳料理研究家の谷口ももよ先生が監修として加わっている。
「薬膳って、ただ食材を組み合わせるだけじゃないんです」
東洋医学では、“気・血・水”の循環や、季節、陰陽などを重視する。

「“気の流れ”を整える感覚って、西洋医学にはあまりないと思っていて」
ももよ先生とは、もともと薬膳ランチセミナーを通じて知り合った。薬膳でありながら、近所のスーパーで買える食材を使い、日常に溶け込むレシピを作っていたことに共感したという。

「“特別な日の養生”じゃなくて、“毎日のご飯”として薬膳を取り入れてる感じが、すごくいいなと思ったんです」
セミナーを重ねる中で、「伝えるだけでは難しい」と感じるようにもなった。
「食養生って、考え始めると結構難しいんですよね」
だからこそ、“まず使ってみる”入口になる商品を作りたかったという。

国産原料を求めて、全国の農家へ

“食から整える”を、もっと身近に。| エミープラスの「五臓美養」が届ける健やかな毎日イメージ画像
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「五臓美養の薬膳スープ」では、ショウガやナツメ、スッポンなど、全国各地の国産原料を使用している。ただ、それを実現するのは簡単なことではなかった。
「皆さんが思ってる以上に、無農薬でやってるところって本当に少ないんです」

特に苦労したのが、ショウガ探しだったという。
「生産量の多い高知県でも、『完全無農薬』はほとんど見つからない。あっても、中国産やインド産を混ぜていたり、すでに販路が埋まっていたり。最終的には、島根県・松江の会社の社長さんが東京に来るタイミングを聞いて、直接会いに行って決めました」

スッポンも同様だ。抗生物質を投与しない養殖であること、餌の内容、 飼育環境など、一つ一つ確認しながら探した。
「普通は生簀(いけす)で養殖するんですけど、静岡の養殖場は外に池を作って、自然に近い環境で育てていて。餌も生のタラをあげてるとお話されていて、いいなと思いました」

商品パッケージの原材料表示には産地まで細かく記載している。
「本当は書かなくてもいいんです。でも、うちはあえて全部表示していてます」
そこからは、“自信を持って届けたい”という決意が受け取れる。

“廃棄を出さない”から考えた、ものづくり

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「五臓美養の薬膳スープ」には、エミープラスらしい環境配慮への工夫もされている。その一つが、“廃棄をできるだけ出さない”という考え方。

スープには、特殊な低温加工技術が使われている。気圧をかけることで、60度以下という低温でも沸騰状態を作り出し、魚の骨やヒレ、目玉まで柔らかく溶かすことができるという。
「もともとは、魚を処理する時に出る廃棄物をどう減らすか、というところから生まれた技術なんです」

工場では、廃棄物の洗浄や消毒にも大量の水が必要になる。その技術を応用することで、魚をできるだけ丸ごと使えるようにした。
「結果として、廃棄量を減らせるだけでなく、骨に含まれるカルシウムなどの栄養素まで粉末に取り込めるようになったというわけです」

“環境にいいこと”を特別に掲げるというより、無駄を減らしていった結果、自然とそうなっていく。安藤さんのものづくりには、そんな感覚が流れていた。

“頑張らない支援”という考え方

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五臓美養の取り組みでは、環境配慮や福祉支援についても、“特別なこと”としてではなく、日常の延長線として考えられている。
「“社会のために頑張りましょう”って言われると、ちょっと疲れちゃう人も多いと思うんです」
だからこそ安藤さんは、“無意識にいい循環が生まれる仕組み”を大切にしている。原料選びもその一つだ。農薬を使わずに作られた食材は、どうしても価格が上がってしまう。

だが加工商品として季節問わず継続的に扱うことで、農家側も安定した収入につながりやすくなる。
「小さい会社なので、直接たくさん雇用を生むのは難しいんです。でも、同じように少人数で頑張っている人たちと組んで、相乗効果を作ることはできるかなと思っていて」

それは、地方の生産者支援にもつながっている。例えば、福井県産のナツメを使っていることをパッケージに記載すると、「地元のものが使われていて嬉しい」と言って購入してくれる人もいるという。

「農地って、観光地みたいに人が集まる場所じゃないことが多いんですよね」
インバウンドや観光の恩恵を受けにくい地域にも、商品を通じて少しずつお金や関心がめぐっていく。そんな形が作れたらいいと考えている。

また、ノベルティとして添えている沖縄・黒島の塩にも、そうした考え方が込められている。もともと塩は、薬膳スープをアレンジする際に「少し足すと味が整う」と提案していたことがきっかけだった。

「せっかくだったら、“ちゃんと背景のある塩”を紹介したいなと思ったんです」
全国の塩を調べる中で出会ったのが、沖縄・黒島の海水から作られた塩だった。
単なるノベルティではなく、“誰が、どこで、どんな環境で作っているのか”まで含めて届けたい。その感覚は、商品づくり全体にも通じている。

「環境配慮とか福祉支援って、“やらなきゃいけないこと”にすると続かなくなると思うんです。結果的に自然とそうなっている、くらいがベストだなって」

めぐらせ、うるおい、ととのおう

取材の最後、「健康のために、まず何から始めたらいいと思いますか?」と尋ねると、安藤さんはこう答えた。
「絶対的な健康の基本は、“いい血液といい酸素”が体全身にめぐること」

どんなにいいサプリを取り込んでも、血液が運ばなければ細胞には行き届かない。水を飲んでも体が冷えていれば、水分が体に回らない。意識的に深呼吸をして、体をあたためることが大切だ。

「五臓美養の薬膳スープは、胃腸から一気に温めてくれるし、ショウガで血行促進してくれます。“めぐる・うるおう・ととのう”がコンセプトですが、体をいかに循環させることに意識を向けてほしいですね」

情報が多すぎる今の時代、“何を足すか”ばかりに意識が向きがちだ。だが安藤さんは、“本来の状態に戻していくこと”の大切さを繰り返し話していた。
「無理して頑張る健康法って、続かないじゃないですか」

エミープラスが目指しているのは、“健康になろうと頑張ること”ではなく、気づいたら少し整っている暮らしなのかもしれない。

薬膳も和食も、地域の食材も。すべては特別なものではなく、本来、日常の中にあったものだ。その感覚を、もう一度思い出していくこと。 安藤さんの取り組みには、そんな静かなメッセージが込められていた。


取材:USME編集部
写真提供:株式会社エミープラス

株式会社エミープラス

公式サイト https://emiplus.co.jp/
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