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コクヨ、小学生から回収した
「使用済みノート」を新たなノートに

投稿日時:2026.01.20

子どもたちが授業で使い終えたノートが、もう一度ノートとして手元に戻ってくる。そんな循環の物語を形にした取り組みが、今年も新たな一歩を踏み出す。コクヨ株式会社は、全国の小学校で回収した使用済みノートを表紙に再利用した「キャンパスノート<つなげるーぱ!>」の第3弾として、「絶滅危惧種 4柄パック」を発売する。

小学校のノートが、次の学びへと生まれ変わる

使用済みノートが新たなノートに生まれ変わる「つなげるーぱ!」は、コクヨ株式会社と株式会社カウネットを含むコクヨグループが進める環境学習プログラム。小学生が集めた使用済みノートを回収し、リサイクルを経て新しいノートの一部として再生し、再び子どもたちや消費者のもとへ届ける。

資源が再利用されるだけでなく、参加した子どもたちはその一連の流れを“体験”として学べることが、この取り組みの特徴でもある。

今回登場する第3弾は、学びに楽しさを添えるカラフルな表紙が印象的。これまでのシリーズと同様、循環型社会への入り口として身近な文房具を選びながらも、今回は新たに「生態を知る」という視点が加えられている。

絶滅危惧種を通して、環境を考えるきっかけに

「キャンパスノート<つなげるーぱ!>第3弾(絶滅危惧種)4柄パック」の表紙を飾るのは、コアラ、アオアシカツオドリ、オオアリクイ、オコジョの4種類。いずれも地球環境の変化と深く関わる、絶滅危惧種に指定されている動物たちだ。

シリーズとして初めて、表紙と裏表紙で異なるイラストを採用している点も特徴的。たとえばオコジョは、表紙に冬毛、裏表紙に夏毛の姿が描かれており、2枚を見比べることで季節による変化や生態への理解が自然と深まる仕掛けになっている。ただ「かわいい」だけで終わらず、絶滅危惧種を通して、地球環境の変化がもたらす影響や、資源の大切さを学ぶことができる。

メーカー希望小売価格は税抜880円。1冊のノートとして捉えると割高ではあるが、資源の大切さや地球環境の問題についての体験や学びがこのノートを通じて得られるのだから、むしろお手頃と言っていい。

「つなげるーぱ!」は2023年10月にスタートして以来、323校、約9.4万人の児童が参加してきた。身近なノートを題材にしているからこそ、環境問題を自分ごととして捉えやすく、参加した学校の先生からも高い評価を得ているという。実際、ノート回収後のアンケートでは、先生らからの継続意向が98%にのぼった。

使い終えたものを「捨てる」のではなく、「次へつなぐ」。子どもたちがそれを体験として得られることは、未来の循環型社会を考えるうえで大きな意味を持つに違いない。