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投稿日時:2026.09.16
株式会社良品計画は2024年から易リサイクル商品の開発を進めており、それが「素材に還る」シリーズだ。このシリーズに2026年秋冬シーズンとして全21アイテムが加わり、シリーズで初となるパンツが登場した。
これまでポリエステル素材への統一が難しかったウエストゴム部分の仕様を見直し、ついに商品化にいたった。
無印良品が展開する「素材に還る」シリーズは、製品のパーツをすべてPET素材に統一しているのが特徴だ。
本来衣料品には、本体生地のほか縫製糸やボタン、ファスナー、ラベル、ゴムなど複数のパーツが使用され、素材も複数になる。しかし、この複数素材という構造は、回収後にリサイクルする工程まで視野に入れると、リサイクルしづらくハードルを上げる要因でもある。
衣服に限らず、製品で使用した素材をもう一度資源として循環させるには、回収後に分解しやすい作りであることは重要なポイントなのだ。
「素材に還る」シリーズは、本体生地だけでなく、ボタン、縫製糸、ラベルまで製品パーツをすべてPET素材に統一している。無印良品は店舗などでも使用済み商品の回収とリサイクルに取り組んでいるが、この「素材に還る」シリーズも素材を単一化することで、使用後にリサイクルしやすい設計を目指している。
対象商品には「Design for Circularity」と表記される
今季拡大されたラインナップのなかで注目は、「素材に還る」シリーズ初となるパンツ。
ウエストゴム部分は、通常は本体とは異なる素材が使われることが多いため、パンツの素材統一のハードルとなっていた。今回はウエストゴム部分にもポリエステル素材を採用し、商品化を実現した。
資源の循環は、循環する過程や資源を再利用した製品に注目が集まりがちだが、循環をしやすくする設計はとても重要な視点で、世界的にも開発が進んでいる。
リサイクルしやすくなることで資源が循環し、ゴミも削減できるため、まさに一石二鳥。消費者である私たちも、サステナブルな商品を選ぶ基準として、今後はリサイクルしやすい製品であるかというチェック項目を加えておきたい。
画像提供:株式会社良品計画