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ビオセボン、販売商品の“環境にやさしい”
を見える化へ

投稿日時:2026.05.06

「オーガニックを日常に」をテーマに掲げる、パリ発のオーガニック・スーパーマーケット、ビオセボンが、商品の脱炭素への貢献度を可視化する取り組みを開始した。

数字で見える、商品の“環境への配慮”

今やさまざまな商品のパッケージに“オーガニック”や“サステナブル”という言葉が並ぶが、商品ごとのその度合いを知るのは難しい。

実際に、商品のほんの一部が環境配慮されているだけにもかかわらず、オーガニックやサステナブルといった言葉を使い、環境にやさしく見せかけた“グリーンウォッシュ”された商品は問題視されており、欧米では対策が始まっている。

そんな流れのなか、ビオセボン・ジャポン株式会社は、「環境にやさしい商品を選びたい」という消費者の購買をサポートするため、商品の脱炭素への貢献度を「デカボスコア」で可視化する取り組みを開始した。

「デカボスコア」とはEarth hacks株式会社が提供する指標で、商品やサービスがどれだけCO2排出量削減に貢献しているかを数値で示すもの。

従来の商品と比較し、どの程度CO2排出量が削減されているかを、ひと目で分かる形にしている。その「デカボスコア」を店頭やオンライン販売に取り入れ、より確かで満足度の高い購入の選択を後押しする。

消費者が「選ぶ理由」に変化をもたらす取り組み

今回の取り組みで対象となるのは、農産品や有機加工品、バルク(量り売り)商品など、一部の商品カテゴリー。店頭POPだけでなく、オンラインストアでもデカボスコアを表示し、確認できるようになる。

例えば、「有機 キウイフルーツ(バラ)」はデカボスコア24%。ばら売りにすることでプラスチック資材を減らし、必要な数だけ購入できるため、食品ロス削減にもつながる。

また、「イソラビオ オーガニック オーツミルク」は45%。再生可能な原材料を88%使用した容器や、製造時のグリーンエネルギー活用などが評価されている。

さらに、ビオセボンの特徴でもある量り売りコーナーは52%という高いスコアに。紙袋を使用することで包装資材を削減し、必要な分だけ購入できる仕組みそのものが、環境負荷の軽減につながっているという。

具体的な数字が添えられることで、以前の「環境配慮していそう」という漠然とした評価から、より確信的な評価とシフトされることになる。

オーガニック・スーパーマーケットであるビオセボンでは、環境への配慮に関心が高い顧客層のため、購入にも影響を及ぼす可能性は高い。今後、実際にどのように売上に反映されていくのだろうか。

ちなみにUSMEでは先日、欧州でのサステナビリティ規制のDPP導入や、世界的スーパーが製品単体ごとの温室効果ガス排出量を把握する取り組みについて紹介したが、いずれも商品単位でサステナビリティの情報開示が求められている。

それが販売ルートや消費者の購買に影響を及ぼす可能性があるが、この流れは欧米を中心に広がる動きを見せている。

日本のサステナビリティへの取り組みは、欧米の10年遅れと言われることが多いが、近年では日本も急速に歩みを進めている。このトレンドはいつどのように日本にやってくるのか注視したい。

画像提供:イオン株式会社

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